旅の記憶　番外編

伊勢・志摩社員旅行

２００４．６．５〜６

● たまには団体旅行
　このページで、団体旅行は嫌いだと何度も書いているくせに、総勢２０数名の社員旅行で、伊勢・志摩へ出かけた。東京駅から新幹線で名古屋、そして近鉄特急に乗り換えて志摩半島を南下する。周囲に鉄道好きの同好の士も多く、団体旅行も意外と楽しいかなと。
　旅の記憶〜番外編として、個人旅行ではなかなか出会えなかったであろう美味しいものを中心にご紹介します。

●和田金
　名古屋からの近鉄特急で約１時間、松坂の駅前は他の地方都市と同様に客待ちのタクシーだけが目立つ寂しい街だった。駅前から少し歩き、創業１００年を超える老舗「和田金」に到着すると、高級旅館かと思うほどの大きさの建物で、玄関には赤絨毯が敷かれている。座敷には、高さ１５０センチはあろうかという巨大な壷やら立派な掛け軸。漆塗りのテーブルの真ん中では炭火がおこり、肉の到着を待っていた。

和三盆とたまり醤油を少々	たまごにつけて

●赤福氷
　荘厳という言葉が似つかわしい宇治山田駅で降り、伊勢神宮内宮へ向かう。天照大神に旅の無事を祈って、当地の名物「赤福」を食べに行く。中京地区へ行くと最近はどこにでも売っているので、赤福自体にはあまり興味はないのだが、学生時代に当地で食した赤福氷が忘れられずにいた。記憶では、アンコのついた抹茶味のかき氷に赤福が２つへばりついていたような気がしたのだが、今回出てきたものは、かき氷の中にアンコと餅が別々に入っていた。どちらにしても、氷の冷たさと甘すぎない上品なこしあんが絶妙にマッチしている。

	上左　宇治山田駅コンコース 上右　五十鈴川を渡ると伊勢神宮内宮 右　　 赤福氷４００円

●鮑、伊勢海老
　夕食はホテル志摩スペイン村にてスペイン料理を。オリーブオイルがふんだんに使われているのは予想通りだが、鮑のステーキや伊勢海老のパエリヤが出るところが、志摩らしくてうれしい。

志摩産鮑のステーキ　スペイン村風	松坂牛ロースのしゃぶしゃぶ　コシード風
浜島産伊勢海老のパエリヤ	パエリヤが到着

●パルケエスパーニャ
　残念ながら激しく雨の降る志摩スペイン村を散策。白い壁の街並みが素敵で、写真スポットも多いが、青い空が欲しい。残念。

団体でぞろぞろと	こういうのがスペインなんでしょうな
団体を抜け出して一人コーヒーブレイク	巨大パエリヤ鍋　５０人用
オレンジが敷き詰めれれたバレンシアケーキ	植栽がフラメンコ

●手こね寿司、伊勢うどん
　スペイン村を午前中で切り上げ、本日も近鉄特急を鳥羽で途中下車。
　名物手こね寿司と伊勢うどんが食べ放題なのだそうで。ビールの炭酸も手伝って、気合ほどには食べられませんでした。

手こね寿司と伊勢うどん	帰りはビスタカー

ビスタカーで名古屋へ戻り、新幹線で帰路に。あわよくば「名古屋できしめんを・・・」と思っていましたが、満腹で私は食べられませんでした。